こんにちは。
「おうちワインのすすめ」へようこそ。
今日も、素敵なワインをご紹介いたします。
本日のワイン
さて、本日ご紹介するワインは、こちらです。
本日のワインは、かわいいカエルのイラストが描かれた、南仏のお手頃価格の赤です。
それでは、造り手と、ワインの特徴をご紹介いたします。
造り手の紹介
本日のワインの造り手は、ドメーヌ・ポール・マス。
フランス南部、ラングドック地方のカルカッソンヌ近郊ペセナスで、1892年からブドウ栽培を行ってきた、歴史のある造り手です。
なお、現在のオーナーは、ジャン・クロード・マス氏。
彼がオーナーになってから、「高品質であると同時に低価格であること」にこだわったワイン造りを開始。
先代から受継いだテロワールを重視しながらも、最新の醸造技術やアイデアをいち早く取り入れ、研究と革新を続けています。
その結果、常に広い層に支持され、数々の賞を受賞。
2008年には、イギリスの有力誌ガーディアンが毎年発表する「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」、さらにフランスの評価誌レクスプレスの「ニュー・ウェーヴ・オブ・ザ・ワイン2008」において、「フランスの明日を担う30人の醸造家」にも選出されました。
今やリーズナブルで本格的なスタイルを貫く生産者として、世界各国のコンクールや評価誌、そして専門家たちから高く評価されています。
豊富な経験と、鍛え抜かれた鋭い味覚で生み出される高い品質が、ジャン・クロード・マス氏の強み。
「期待通りでないワインは決してボトリングしない」という厳しい姿勢で、誰もが認める今日の信頼を築き上げました。
伝統を尊重しながら、新しい手法や考え方にオープンであるという彼の人柄が、ワインにも表れています。
ワインの紹介
本日のワインの名称は、傲慢なカエルという意味の「アロガント・フロッグ」。
“Old World Wines with New World Attitude(新世界の発想で旧世界のワインを)”をコンセプトに造る、世界中で愛される南仏のトップブランドです。
アロガント・フロッグは、2004年の発売以来、世界中で爆発的ヒットになりました。
現在では、世界35カ国で愛されています。
なぜ「傲慢なカエル」という名のワインかというと、過去の栄光にあぐらをかき、古い伝統にしがみついて時代遅れと揶揄されるフランスのワイナリーを皮肉っているのです。アメリカンジョークのような感じですね。
そんなあだ名を、あえて自らのワイン名にしてしまい、まるでニューワールドのような奇抜なラベルと南フランスのテロワールを存分に表現した、コスパ満点のワインを仕上げてくるところが、マス氏のかっこいいところだと思います。
このワインは、南仏の豊かな気候で育ったブドウから造られているため、カシスやブラックベリーを思わせる豊かな果実味と程よいコクがあるのが特徴です。
なお、2016年までは、カベルネ・ソーヴィニヨン&メルローでしたが、2017年のワインからは、カベルネ・ソーヴィニヨン100%へ変更となりました。
オーク樽にて6か月間熟成しているため、樽香も感じられます。とにかくコスパよしです。
ワインの感想
色は、濃いルビー。
ほんわか樽香と、果実をしっかり感じます。
タンニンはあんまり感じなかったですが、とってもジューシーで美味しい!
この価格で味わえるなんて、マス氏に感謝しかないです。さすが怪物と言われているだけありますね!
他にもシリーズがたくさん出ているので、コスパ良きワインを、こちらのドメーヌからさらに探していきたいと思いました。
さて、本日は「アロガント・フロッグ カベルネ・ソーヴィニヨン」をご紹介しました。
ぜひ、味わってみてください。